漫画「リアル」の15巻がついに発売されました。
ついに、とは言いつつも僕も本屋で見つけるまでは知りませんでした。
それもそのはず、14巻が発売されたのが2014年ということで、なんと6年ぶりのコミック発売だそうです。
僕もこの6年間ヤングジャンプ自体をあまり読まなくなったという事もあり、14巻の高橋くんの表紙を見るたびに、もうこのまま新刊は出ないのかなあと思っていました。
物語的にもこれからどうなっていくのかまだまだ気になるところだったので、とにかく嬉しかったですね。
そして、本編の感想ですが、とにかく泣きました。リアルってなんでこんなに泣けるんだろ。
井上先生は人間の「リアル」を描くのが本当に上手ですよね。
野宮・高橋・戸川それぞれについて書いていこうと思います。
野宮 再びバスケの道へ
まず野宮ですが、プロテストに落ちてかなり落ち込み気味でした。
再び動き出しましたが、暴行事件を起こしまた崖っぷちに立たされます。
しかし、周りのみんなの頑張りを受けてまた前に動き出しました。
またプロ目指して頑張って欲しい。悪い奴でもあるけどめっちゃ良い奴でもあるんですよね。
リアルの中で1番応援しています。
野宮と高橋の高校1年のときのエピソードがすごく共感できました。
多感な時期なのでちょっとしたすれ違いで仲が悪くなる事もよくあるし、すごくリアルだなと思いました。
今回は全体的に前に進んでいく回でしたね。
高橋 ローポインターってなんですか?
次に高橋ですが、やはり根底にある自信家の部分は変わっていない様子。
5ヶ月間の基礎トレを経てついにバスケットボールに触ることとなりましたが、シュートを打つことも、ましてやボールを捕ることすらもできずまた挫折しています。
まあかつて高校のエースでキャプテンをしていた高橋からすれば相当なショックですよ。
これまでも様々な苦労がありましたが、これからが本番のようです。
そして高橋はリハビリセンターから脱走するのですが、そこで助けに来たのがお守り三銃士です。この2人も本当に大好きだ。
白鳥さんには今まで散々泣かされてきましたが、今回も泣かされました。
高橋くんの涙にはこっちも耐えられませんでした。白鳥さん本当に良かったなあ。
以前に、プロレスの試合を観に行ったときも高橋が前に進むきっかけとなりましたが、今回も背中を後押しする結果となりました。
永井さんとのローポインターとしての特訓がこれから始まっていくのでしょうか。気になります。
戸川 原点に帰る
最後に戸川ですが、試合の中で、ウォリアーズやドリームスとの大きな差を痛感します。
ナガノミツルが再び海外に修行に行くことが決まり、タイガースもここからどうなってしまうのか。
更に追い打ちをかけるように日本代表落選、しかも代役がドリームスの青木という展開。
そりゃもうショックでしょう。荒れていました。そんな戸川を救ったのはやはり安積で、関係も前に進みました。
原点に帰って、また前に進みます。
最後の方で意味深な発言をしていましたが、もしかしてドリームスに移籍しちゃう?なんて思ったりもしました。
タイガースというチーム自体を無くすことは考えられないので、武者修行的な感じですかね。虎さんまた出てほしいな。
最後に
リアルは苦悩や苦難がとにかく多い作品なのですが、今回はとにかく「前に進む」という回でしたね。
それぞれみんなが改めてスタートしていくんだ!という内容でした。
6年ぶりということなので、またこの漫画「リアル」自体も再スタートということで、これからまた楽しみにしています。